湯の里地区はその名の通り、知内温泉と呼ばれる出で湯のある部落である。

元はハギチャリ(ハギサリ、萩茶里とも)と呼ばれ、その意味はアイヌ語で「鮭が産卵するところ」であったが、昭和の地番改変に伴って、温泉が湧く土地であることから「湯の里」という地名となった。

この温泉の歴史は北海道最古と言われ、約800年前にまでさかのぼる。町内の古社:雷公神社伝の『大野土佐日記』によれば宝治元年(1247年)、知内川の砂金掘りにやってきた荒木大学(についていた砂金堀によってとも)によって発見されたという。※1217年 建保五年という説もある。

たぶんアイヌの人にはそれ以前に発見されてたのだろうが。


大千軒岳由来の温泉であり、泉質は炭酸塩、緑礬泉。効能は特に火傷と胃腸に効くとか

北海道最古の温泉とだけあって、浴場の床は湯の華が秋芳洞のように網目状になって発達している。


現在営業しているのは知内温泉・ユートピア和楽園だけだが、昔はその他に「姫の湯」があった
とうの昔に廃業し跡地はその廃墟すらないが、今でも源泉が湧く井戸から温泉が流れ出ており、冬に行くとなんにもない雪原の中に湯気の立つ水の流れが一筋あって、なんとも風流な光景がおがめる。


他に青函トンネルの出入り口や、以前紹介した「真藤寺伝説」などもある。




そんな当地のお墓は診療所の横に。


『丸に違い柏』
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こうするととたんに柏餅にしか見えなくなる。



『源氏輪に違い鷹の羽』
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源氏輪を初めて見た 
知内には源氏車家紋がなかなか多い。



『丸に尻合わせ三つ葵』
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葵の御紋の逆パターンですな。
これが「葵」の意匠だと云われるとなぜか違和感ある。 刷り込みって恐ろしい



『丸に三盛亀甲花菱』
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六角だか浅井がこの家紋を使ってたような




『中陰光琳桐』
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といいつつ光琳桐とは微妙に違う。
「変り」をつけたほうがよいかもしれない。



『五瓜に三星』
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個人的に星家紋の中で三星が一番均衡をとれている気がする。
九曜も好きだけど。



『丸に剣木瓜』
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よくみかける剣木瓜の横に長いもの
上ノ国ではよくみかけるが、こちらでは珍しい。(2012年7月の調査に寄る追記)



『丸に井の字』
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道民としては丸井今井思いだしますね



『丸に荒枝付き右三階松』
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辞典で予習してなかったら気づけなかったかもしれない
よく見ると松葉に枝が出ている 普通の三階松よりこっちのほうが好きです



『丸に三盛五三の桐』
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三つ系はやって映えるものとナンセンスなものがあると思う
これは個人的に後者だ。 うーむなんかしっくりこない。

家紋としての珍しさと見やすさは別モノである。