2016年も明けまして早、2ヶ月が過ぎようとしておりますが… ここらで一度、昨年2015年の主な活動を、ご報告がてら備忘録もかねて、まとめて置こうと思います。
なにせ、ここ1年ほどはロクに記事の更新もしないままだったので「本当にこいつちゃんと廃墟探索・調査活動してるんだろうな…」と思われても仕方がない状況ですから。ぐぬぬ。
上のバーナー欄にある「最近の活動」の記録も長くなってきてますしね。
それでは、さっそく2015年の総括に移ります。
 

・1月
新年早々、正月休みを利用して近くの廃校集中地帯を探索。
ほとんどが再訪物件だったので、安心して楽しめる一日となった。 
海沿いで過ごすお正月… ホームグラウンドって感じがする。
IMGP3270
途中、虫の息のフクロウ(トラフズク)を保護するも、懐の中で死なれてしまうという。
IMGP3278

・2月
道央の若手廃墟勢と共に旧産炭地の廃墟たちをめぐる旅を挙行。
実はこの頃、春から転職が決まっており、自由に時間が作れるのはおそらくこれが最後になると踏んで、いつものごとく思いつくまま片道300㎞の冬道を飛ばし道央まで行くことにした。たまたま都合が合った道央廃墟勢と一緒にまわることになったわけだった。
普段は自分独りの車が、とても賑やかになった日々だった。
彼らの炭鉱知識や熱意は強烈で、一緒にいて話すだけでとても良い刺激になり、自分も調査と勉強に励まねばならない…と改めて考える良い機会になった。
彼らが大学を卒業する前にもう一度ご一緒したいものだ。若いバイタリティーというのは素晴らしい…。自分と2,3歳しか変わらないけど。
IMGP3934
道中の雑談(と言う名のただの猥談)もこの旅の醍醐味だった。基本、独り旅の私には、Twitterのノリそのままで話せる仲間というのは実に貴重な存在なのだ。
彼らは皆札幌周辺の在住なので、おかげで帰りの札幌以降函館までの道中がかなり寂しくなってしまった。はぁ…
そして、思えばこの頃から、「一度行った廃墟には二度行きたくなる」という個人的法則が成立してきている。
今、これを書いている段階でも再訪したい物件が多数あって困っている。誰か時間と資金をくれ。

・3月~4月
函館市内で新たな廃墟探しに精を出す一方で、雰囲気の良い喫茶店を見つけて、以来入り浸るようになる。
道南圏で歴史・文化が好きで活動している人や、ドール撮影が趣味の方など、近郊の人脈が繋がり始めたのもこの頃。
IMGP504a0
2015年夏の廃墟本は函館市内の物件特集になる予定。お楽しみに。

・5月
意外にもそこそこまとまった連休を取得できたので、調子にのって東北地方の有名廃墟をまわる旅を挙行。
貧乏人にフェリーonマイカー往復は財布の負担が大きすぎるので、ニコニコレンタカーくんのお世話に。これ以降、ニコレンとの深いお付き合いが始まることになる…。かつて、京都に住んでいた頃、ニッ○ンレンタカーに毎月のようにお世話になっていたのが懐かしい(次に使う事はあるのだろうか)
5月の内地は北海道の人間にはもう完全に春だった。 深緑の中の廃墟を味わう良い旅だった。…が、東北~北海道では近年ドクガの大量発生が続いており、その対策に悩まされる旅路にもなった。(結局6ヶ所ほど刺されました。ちくせう)
IMGP8155
東北の廃墟はどいつもこいつも大きい。
 
・7月
2015年夏コミC88に当選し、編集作業に四苦八苦していたところ、中旬頃になんと私が尊敬する某廃墟写真家の方が来道し、道南もルートに入っているというので、近郊の良さげな廃墟案内役をさせていただくとともに、一緒に探索もさせていただいた。
廃墟探索者のはしくれとして、こんなに光栄なことはない。
png_effected
あいにくの天候、条件、そしてまさかの取り壊しが重なり、当日は1軒しか探索することができなかったが、私にとっては一生ものの思い出になった。
願わくば、また一緒に探索したいものです。

・8月
夏コミC88に参戦。
持ち込んだ新刊は『廃録 Vol.2』と既刊の『廃録 Vol.1』
150814_093420
昨年の夏コミに続けての完売にはなりませんでしたが、大方の部数はさばけ、手ごたえを感じられた。期待に応えられるような取組をしていきたい。
また、当日は会場限定として、特製クリアカードの配布もしたりした。そして、昨年参加を見送った冬コミの会場で「やっぱり毎度出したい」と感じたので、15年冬コミにも申込むことにしたり…。熱気は人を惑わす。
こういう会場の空気を吸ったり、創作系の友人たちと交流するのは実にいい刺激になるのだ。半年に1回のペースでしか会えないのが問題だが…

また、頒布日前日には北関東の廃医院を一軒押さえていた。
廃医院は私の廃墟趣味の原点の一つであり、久しぶりの戦前モノ廃医院に終始血が滾っていた。
IMGP9366
廃医院はいつか薄い本にひとつまとめることを約束する。

・9月
シルバーウィークと社内の一大イベントが重なるため、絶対休みがとれないと思っていたものの、奇跡的に当番にあたらなかったため連休を取得。
またしても東北廃墟をめぐる旅に出掛けたのだった。目的は前回の5月に充分見ることができなかった物件や、近場にあった物件を回収すること。
新青森駅でレンタカーを借りる直前まで、古くからの友人と数日間一緒に過ごしていたせいで、復路ではなく往路が寂しいという謎の精神状態になっていた秋の廃墟旅だった。
png_effected
硫化水素検出器を買いたくなった旅だった。(おかげで春に続けて再訪したある物件の最終目的場所までたどり着くことができなかった。全て見ておかないと心残りができる私のことなのでどうせまた再訪するのだろう)

・10月
冬コミ本の構想を形にするため、去年とほぼ同じ日にちに羽幌炭砿近辺を訪問。
今回はさらに、札幌の知人(2月の若手廃墟勢とはまた別)とも同行できた。頼もしい人。
3日間の日程中、雨模様が続いたのが地味に痛かった…。
IMGP2224
去年行けなかった周辺物件や撮り足りなかった場所も回収でき、実に有意義な旅となった。
その成果と、炭鉱系廃墟の方々に情報提供いただいた賜物が↓である。

・12月
2015年冬コミC89に参加。
今回は羽幌炭砿まるごと特集の『廃録 Vol.3』を刊行し、既刊の2冊も増刷。満を持しての参戦となった。
20151230-IMGP3880
肝心の結果は…
なんと新刊既刊すべてが完売!一体何がどうなってんだ…?
会場にお越しいただいた皆様、通販の希望をいただいた皆様、Twitterやこのブログを覗いてくださる皆さま。本当に本当にありがとうございました。

完売してしまった新刊『廃録 Vol.3』ですが、現在増刷してCOMIC ZIN様で委託販売してます。
通販もございますので、買い逃した方や興味がある方は是非ご利用ください。
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=27485

…と、いった感じで、なんだかんだで振り返ってみれば私の2015年はかなり充実した日々だったようです。なんてありがたいんだ。
上にあげた他にも、こまごまとした物件や古いものを訪ねたりしています。
今後も変わらずやって行きたい(早くも北関東に遠征したもよう)と思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
2016年2月20日、道民の人でした。